| サウジアラビアの様子 |

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キングダムセンター内のマクドナルド
(男女別々にカウンターで仕切られている。) |
キングダムセンター内の電気店 |
サウジアラビア王国は、サウード家を国王とする絶対君主国家で、アラビア語での国名「アル=マムラカ・アル=アラービャ・アッ=スウーディーヤ」は『サウード家によるアラビアの王国』という意味です。サウード大家は、1744年に今のサウジアラビアあたりを治めはじめました。しかし、1938年に石油が発見されるまでは、サウジアラビアは貧しい国でした。人口は現在約2570万人です。現在では、世界で一番多く石油を埋蔵(地下に石油がある)している国で、石油(原油)を日本をはじめ世界中に輸出しています。
サウジアラビアは、アラビア半島の大部分をしめて、紅海やペルシア湾に面しています。国内には13の州がありますが、それぞれの州の知事(アミール)は、すべてサウード家の親族が任命されています。
サウジアラビアの首都はリヤドで、人口は約470万人です。リヤドは、サウード家の中心地として発展してきました。もともとリヤドは小さな街でしたが、石油の富がサウジアラビアに入ってくるようになると、リヤドはまたたくまに人々が集まる大都市となりました。現在では、アラビア半島第1の都市となりました。
リヤドにあるキングダムセンターは高さが302mで、1999年から工事が始まり、2002年に完成しました。地上41階、地下2階で、ビル内には、世界で一番高い所にあるイスラム教の礼拝堂であるモスクがあります。キングダムセンターの所有者(オーナー)は、サウード家のアル・ワリード王子が経営する会社で、このビルを建てるために約17億円がかかりました。ショッピングモールには、160もの世界的に有名な店が入っています。イスラム教の国では、女性は外に出る時には、知らない人に直接顔を見せることは禁じられているので、アバヤと呼ばれる顔をおおうベールをしていますが、このショッピングモールにはレディースフロアーがあり、アバヤをしないで買い物をすることが出来るようになっています。また一番高い所には、リヤドを一望できる『スカイブリッジ』があります。またジッダでは、完成すると世界で一番高いビルとなる、高さ1600mのキングダム・タワーの建設も進んでいます。
サウジアラビアの水は、古くはオアシスからのわき水と井戸からの水を取ることでまかなってきました。1932年(昭和7年)に、地下水をくみ上げる深さ300m以上の深井戸を掘ることに成功してから、あちこちで深井戸が掘られ地下水がくみ上げられてきました。この調子で地下水をくみ上げると、2040年には地下水はなくなってしまうと考えられています。そこで最近では、海水を真水にかえて使用するようになっています。アシュベールにある工場(プラント)では、1日100万トンの水が海水から真水にかえられて人々に供給されています。海水を真水にかえるためには1リットルあたり2リヤル(約60円)かかり、都市までパイプで運ぶにはさらに2リヤル(約60円)かかり、サウジアラビアの水は大変高価な水になっています。しかし、水道は国営であるため、国が補助を出しているので、水道代は日本より安く、1か月100円をこえる家庭はほとんどありません。
サウジアラビアでは国の宗教がイスラム教であるため、イスラム教以外の宗教を信じることは禁じられています。イスラム教というのは、アッラーフというただ一つの絶対的な神様を信じる宗教です。また、神様が最後の預言者であるムハンマドを通じて下したとされるコーランという聖典の教えを信じ従う一神教です。イスラム教は全世界で約11億人の信者がいると言われ、世界で2番目に多くの信者を持つ宗教です。イスラム教を信じる人たちは、1日のうちで決まった時間に1日5回、メッカにあるカアバ神殿に向かって祈り、1年のうちの決まった月(ラマダーン)に断食を行います。
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| オアシスの中の古い井戸の跡 |
イスラム教の昼のお祈り |

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| ハルジにある砂漠の中の酪農場 |
酪農場の中の乳製品工場 |
砂漠が多くあるサウジアラビアで酪農というのは不思議かもしれませんが、サフィにある酪農場は、世界最大の酪農場です。3500ヘクタールの敷地の中に、約3万7000頭のホルスタインが飼われています。このホルスタインは、カナダから輸入され、現在では人工授精で増やされます。この農場で働く人は、全部で2500人もいます。
この地域の気候は牛が育つのには大変きびしいため、牛舎は空気冷却器によって27度以下に保たれています。また、暑すぎる直射日光はスライド式のパネルで防いでいます。乳牛から乳を搾る搾乳は、すべてコンピューターでオートメーション化されコントロールされています。同じ敷地の中には、同じくオートメーション化されたフランスの企業であるダノンが運営する乳製品工場があります。この工場では、年間2億2000リットルの牛乳を生産し、サウジアラビアの国内消費量の約3分の一をこの工場が生産しています。
この農場は、1998年には世界最大の農場ということで、ギネスブックにも掲載されました。
ラクダは、『砂漠の舟』とも呼ばれ、砂漠の多いサウジアラビアでは自動車が普及するまで重要な交通手段でした。ラクダは一度で80リットル以上の水を飲むといわれていますが、その水はこぶではなく血液の中に蓄えられます。そのため、ラクダは暑い気候の中でもほとんど水を飲まずに、2・3日間は動くことが出来ます。ラクダの背中のこぶの中には脂肪が蓄えられていて、エネルギーとして使われたり、暑さから体を守る断熱材として使われたりします。ラクダは砂漠で荷物や人を運んだりするだけでなく、肉を食べたり、皮はなめして使われ、織物に使われたりします。
サカーカは、古くから商人達が荷物をラクダに積み、次の町に運ぶ隊商の道にある町として栄えました。サカーカには、ナハデア人の作ったサイサラの井戸やサバル城、不思議な石柱のあるラジール遺跡などがあります。
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| サカーカのラクダ市 |
ラクダ注意の標識 |